u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

海街diary5 群青/吉田秋生

妻が愛読する漫画『海街diary5 群青/吉田秋生』を読んだ。

鎌倉に住む3姉妹のもとのに、母親違いの妹すずが引き取られ4姉妹の生活がはじまって、はや5巻目に突入。

そもそもの設定(4姉妹の生活がスタートするまでの過程)がとても複雑で深刻な上に、語られるひとつひとつのストーリーは輪をかけてヘビー。オレみたいにのうのうと生きてきた人間が遭遇したことのないようなことばかり。

それなのに、既視感ではないけど、
 「どこかでこんな体験をしたような」
 「これからこんな体験をするかも」
 「すぐそばにこんな体験をしている人がいるような」
みたいな感じがただよう。

なんでそういう感じがするのか?

たぶん舞台が鎌倉だからだろうと思う。
鎌倉の空と海、街、道・・・
歩いたり、車で通ったりする場所がたくさん描かれているからとても身近に感じる。

でも、ただ知っている場所が出てくるというだけでは、読み手にこういう感覚を持たせることはできないんじゃないかな。

ところで、
鎌倉と京都にはどこか似たところがある。
ま、両方とも古都だから、当然といえば当然だけど、名所旧跡とは全く関係のない、ふと目に入る景色、たまたま入り込んだ路地なんかもとても似ている。
それから、住んでる人も、けっこう似た感じの人が多いような気がする。
そういえば、京都でお世話になったザコ(喫茶店)のマスターが「ここ(店)をたたんで、鎌倉に引っ越そうかなって思ったことがある」みたいなことを言ってたな。
あと、ボ・ガンボスのどんとさんは、京都を離れて関東に来た時に最初に住んだのは江ノ島のそばだったって聞いたような気がするな。

見たことのある景色、行ったことのある場所だけではなくて、
吸ったことのある空気まで分かち合ってる感じが、この漫画から伝わってくるから、既視感ではないけど、既視感のような感覚を覚えるんだろう。

ちなみに妻は、画力の凄み、とくに登場人物の内面を表現する画とコマわりの凄さのことを言う。

「このページのこのコマ」みたいに具体的にピンポイントで教えてくれるんだけど、それを理解する絵心がないために、「ふんふん」と頷くばかりで実際のところはよくわからないのでした。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000007291095&Mail_id=2001&Action_id=121&Sza_id=B0