u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『逃走 / 薬丸岳』

今日はサルサの練習
今年はこれが最後ということで、練習のあとに食事とお酒を少々。久しぶりの紹興酒、美味しかった。

行き帰りの電車で読んだのは、推理小説
『逃走 /薬丸岳』

電車では読み切れなかったけど、続きが気になって帰ってからも続きを読みついさっき読了。

引き裂かれた親子、罪を犯した息子は、真実を突きとめるため逃走を続ける。愛しているのに、愛しているが故に離れて暮らさなければならない親子、そして真実を求めた息子は愛する妹のもとを去らなければならない、みたいな・・・

ウ〜ン、いまいちうまく説明できないなぁ。

たぶんテーマ自体はとてもとても昔からある、そして日本人好みのテーマなんだと思う。

個人的に思い出すのは、中学の頃のこと。
人形浄瑠璃をやってる母が、家で浄瑠璃の語りの練習するつって、よくうめき声をあげてた(笑)
人形浄瑠璃の語りって、うめき声みたいなんだよね。

「ミ・オ・ボ・エ・ノアル、ヒタイノホクロ・・・ヤレ・ワガコカ・ナツカシヤ」
(見覚えのある額のほくろ、やれ、我が子かなつかしや)

とか言ってね。なんか近松の浄瑠璃らしんやけど、長く会えなかった娘との再会のシーン。
いやぁ、こんなんを練習って言って、毎日何百回もうめいているの(笑)

毎日聞いてるうちに自然と覚えるんだけど、同時に、自然とキライになったね、こういうの。
今はね、人形浄瑠璃だとか義太夫だとか、よく知らないなりに日本の伝統芸能の価値みたいなものを、頭では理解するようになったけどね。

でも、『逃走』。
レトロであんまり好きじゃないテーマなんだけど、とにかく気になって最後まで読み切ったわけだから、このテーマには人を引きつけてやまない力があるんだね。
いや、それ以上に作家・作品の力だね、きっと。

薬丸岳さんの本を読んだのは初めて。
他にも何冊か出ているようなので、今度読んでみよう。

http://www.amazon.co.jp/逃走-薬丸-岳/dp/4062178834