u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

そんなことがあって・・・

ちょっと大きめの地震。
ちょうどその時、所用で都内にいた。震度は4。
とあるビルの館内放送で「当ビルは免震構造なので・・・」
と冷静な行動を促す案内が流れた。

3.11
あの日は大船にいた。
夕方6時頃、このまま大船にとどまるか帰宅を試みるか迷いつつ、とりあえずバス停に向かった。バスは動いていて、しかも、たまた金沢八景に向かうバスが出発するところだった。
バスで六浦まで行って、あとは自宅まで40〜50分トボトボ歩いて帰った。停電であたりは真っ暗だった。
バスに乗り込む前は、もしバスが不通ならば大船から歩いて家に向かうことも覚悟したが、実際に歩いたらどのくらいかかっていただろう?

そんなことがあって、
ラジオ付き懐中電灯と道路地図をいつもカバンに備えるようになった。

でも、危機管理意識ってなかなか維持できるもんじゃない。
数ヶ月後、たぶんカバンの中で本か何かがあたったのだろう、
知らないうちに懐中電灯のスイッチが入っていて、カバンの中をずぅぅっと照らしていた。
気づくまでのあいだ、どのくらいカバンの中を照らしていたのかはわからない。

そんなことがあって、
懐中電灯のスイッチのところにガムテープを張って固定することにした。

それから数ヶ月後、なんか道を歩いているとガーッというノイズが聞こえる。iPodで音楽を聞いていたので、イヤホンのプラグの調子が悪いのかと思いプラグの向きを変えるが、ノイズは止まない
音楽を消し、iPodの電源を切る。それでも止まない。
「んなはずないやろ!」って思ってイヤホンを耳から外すと、
ノイズはカバンの中から聞こえてくる。
あわててカバンを開けると、知らないうちに今度はラジオの方のスイッチが入っていた。
気づくまでのあいだ、どのくらい受信を試みていたのかはわからない。

そんなことがあって、
あの日の経験から備えのために買ったはずのグッズがなんとなく厄介な代物に見え出した今日この頃。
都内で地震に遭遇した。
停電にはならず、電車のダイヤが多少乱れる程度で、懐中電灯が活躍する場面はなかった。
でも、普段は来ない都内の高層ビルで、「カバンには備えがある」という事実は、わずかなりとも気持ちに余裕を与えてくれるような気がする。

「厄介もの扱いしてゴメンな」
なんて心の中でつぶやきつつ、カバンの中から、ラジオ付き懐中電灯と道路地図を出す。
ところが、道路地図を見て驚いた。

『文庫地図・神奈川』

「これ、東京は載ってないないやん!」

地図の北限は多摩川周辺。もし、今日電車がとまってしまって、自力で帰らないといけなくなっていたら、多摩川にたどり着くまで、この地図は役に立たなかったということになる。

そんなことがあって、
明日東京の地図も買おっかなぁと思っているところ。

備えをしても憂いはつきないのでした。