u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

で、オチは?

豊島与志雄の『立札』という短い話を読んだ。
これがふしぎな話で正直なところ意味がわからなかった。
・張家の屋敷にある立派な楠
・朱文が愛した遊女・彩紅
・二体の武装匪賊の遺体
それぞれが何かの象徴あるいは化身なのかな?
なんて勝手な想像を巡らし読み進めても、結局はっきりとしたことは何も語られないまま終わってしまった。

可能性としては、
 1.ポイントを読み落としているせいで、
  象徴・暗示的な意味を理解できなかった
 2.この物語には、もともと暗示的な意味はない
う〜ん、この場合、2.かな?

これまでの読書経験が非常に乏しいからだと思うが、
ついつい話に筋とオチを求めてしまう(関西人気質かなぁ?)。

物語に出てくる人物や出来事は、オチに至る前フリ(伏線)で、
読み終わった時に「なんだぁ、そうだったのかぁ!」って納得したいという、短絡的だけど、ある種のエンタテインメント性を求めてしまうんだよね。

推理小説って、基本なぞ解きだからそういう風に読める。
でも、文学作品ってそうはいかないんだよね。
読み終わっても、「だからナニ?」ってね。

なんか「私はアホです」て公言しているみたいだが、
わからんのに、わかったフリをするスノッブよりはましだよね。
そこは音楽と同じだ。