u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

備えとは

日用品を買いに近所のショッピングモールへ。いつもどおりといえばいつもどおりだけれど、どこかザワついた空気が漂う。何に騒ぐということもなく、慌てて何かをするわけでもないけれど、米の袋を肩に担いで駐車場に向かうお父さん、山積みのペットボトル、…

『つげ義春コレクション・紅い花/やなぎや主人/つげ義春』読了

旅にまつわる作品を集めたものだという。タイトルの「紅い花」のほか、いくつか知っているのがあった。​いつ読んだのかわからないが、たぶん学生の時にどこかで目にしたんだろう。​「リアリズムの宿」というタイトルの作品もあるが、50年前の読者ならば感…

『キリスト教でたどるアメリカ史/森本あんり』読了​

南北戦争までの19世紀前半を「アンテベラム(Antebellum)」すなわち「戦争前」と呼ぶのだそうだが、このような呼称がつくほど、つまり南北戦争はアメリカ史を「それ以前」と「それ以後」に分けるほどのインパクトを持っていたということらしい。日本だと明…

本棚の音

国内某所より帰宅。休憩によった某図書室は、床から天井まで壁一面が木製の本棚で整然と並んだ本に囲まれてとても居心地がよかった。時間帯のせいかほとんど人はいなかったが、そこに座って読書していたら不意に背後でパキッという音がした。​驚くほど大きな…

パンデミック

パニックというのは牧神パンのおたけびが引き起こす狂乱に由来する言葉だという。これが暗示するのは、大混乱の発生源はモノやコトではなく、ヒト(パンは神だが)の声だということじゃないか。​ウイルスという目に見えないモノへの不安や恐怖から皆がハッキリ…

咳込み

某駅のフォームで、噛んでいたガムを間違って飲み込みそうになってむせた。 咳をするのがはばかられる今日この頃。​「咳をしちゃダメだ」と思って無理やり抑え込もうとしたら、余計にむせ込んで咳が止まらなくなった。​隣に並んでいた女性がそそくさと立ち去…

フル回転

あわただしい一日。なんだかわからんがとりあえずフル回転。ついこないだ1月末だったと思ったら、今週はもう2月の最終週。うるう年で1日多いらしいが、1日くらい余計にあってもやっぱり2月は「逃げる」ように過ぎていくものらしい。気が張っていると風邪…

書店をぶらぶら

午後、横浜市内の某書店にて小一時間ほどぶらぶら。話題の本的なコーナーを見ながら、「哲学」とか「教養」とかといったテーマをビジネスや日常生活のお役立ちアイテムとして切り出す手法がますますひどくなっているなと思った。「歴史」というジャンルもと…

ねこの日

某用を済ませて夕方妻と娘と合流して日用品の買い物。店頭に「ねこの日」のグッズを売っていた。「ねこの日ってなんだっけ?」と言うと妻に「ええ知らないの」と呆れられた。2/22は「にゃあ、にゃあ、にゃあ」で「ねこの日」なんだとか。今年に限っては、202…

読みかけ

昨日は日本史の本を読み終えて、その前は「世界史のミカタ」というのを読んで、いまはアメリカ史の本を読んでいる。別に歴史づくしを意図したわけではなくたまたま。実際には、いま読んでいるアメリカ史のものの方が先に読み始めたのだが、日本史、世界史の…

『歴史とは靴である/磯田道史』読了

「歴史的にものを考えると、前よりも安全に世のなかが歩けます。歴史はむしろ実用品であって、靴に近いのではないか」という著者。この例えはよくわかるけれど、「前よりも安全に」というのはどうなんだろう? ・裸足だとケガをするが、靴を履いていれば無傷…

『世界史のミカタ/井上章一・佐藤賢一』読了

「第2章世界史を変えた遊牧民」「第10章社会主義は敗北したか」あたりがおもしろかった。最終章の「国民国家の次に来るもの」はあたりは、「ミカタ」というにはラフで居酒屋トークみたいになっていたが、それはそれでまあまあ楽しめた。「ユーラシアの両端、…

待つか、出るか

朝の電車が急停車した。前を走る電車で人身事故が起こったというアナウンス。とりあえず一番近くの駅まで進んでそこで復旧待ちをするという。 車内では、あからさまに舌打ちをする客、電話をしながら声だけなのにペコペコ頭を下げる客など、それまで能面だっ…

花粉症、アルコール

某酒席で月曜からほろ酔い。体が温まったせいでマスクを着けていると息苦しく感じたのでマスクなしで駅までの道をとぼとぼ歩いた。昼間はあんなにひどかった花粉症が、マスクがなくても鼻も出ないしのどもかゆくない。目もなんともない。アルコールは花粉症…

助走の一日

週末というから土日が週の終わりなんだろうが、カレンダーはたいてい左端に日曜があるから日曜が週の始まりのような感覚がある。土日を左右に振り分けることで、何かの終わりは別の何かのはじまりでもあるという循環をうまく表しているのかもしれない。その…

マスクかチャックか

マスク姿は日本人の識別子みたいなものだったが、最近は新型コロナの影響で都内で見かける海外からの訪問客もマスク姿が多くなった。折しも花粉が本格的に飛散する時期になり、マスク姿は風邪予防なのか、ウィルスからの防御なのか、ウィルスの飛散防止なの…

『レトリックと詭弁/香西秀信』読了

弁舌をふるうだとか、論理でもって他人を説き伏せるだとかいったことは自分からはもっともかけ離れたことで、いまさらそんな術を身につけたいとは思わない。でも、人の話を聞いていて頭が混乱したり、ひとり思いを巡らすときに自分で何を考えているのかがわ…

希釈超え

「衛生とは希釈のことなり」というのは、たしか中島らもの作品に出ていたフレーズだ。手洗いだうがいだといっても結局うすめているだけだろってこと。別に手洗いやうがいの効果を否定したいわけじゃなくて、生活レベルでの衛生はどこまで徹底しても希釈でし…

『つげ義春コレクション 四つの犯罪・七つの墓場』読了

つげ義春初期作品集。10代の終わりから20代あたまに描かれた作品らしい。こういうのは本当のファンが読んで、後の作品にどう繋がっていくのかとか、初期作品にだけ感じられる質感だとかを楽しむものなんだろう。ちょっと走り読みした程度で、そもそもマンガ…

National Foundation Day

今日、建国記念の日は、英訳するとNational Foundation Dayとなるらしい。ただ、建国の「国」は、”Nation”としていいのかなと少し引っかかる。もとが紀元節、すなわち神武天皇が即位したとされる日であることからすると、”Nation”という概念をこれに当てるの…

ことか気持ちか

教わりたいことや学びたいことは、具体的であるほど身につきやすい。一方、教えたいことや習得してほしいことは、具体的であるほど伝わりにくい。、、、と言えないだろうか。 わかってほしいと思うならば「わかってほしいこと」を示すのではなくて、「わかっ…

「う」ではじまる花

家のすぐ近くで梅の花が咲いているのを見つけた。娘が小さい時、ちょうどこれくらいの時期だったと思うが、この梅の木のそばで「この花は何の花?「う」ではじまるよ」と言うと「う・な・ぎ?」と答えた。娘に覚えているか聞いたが「覚えていない」と。ま、…

2度目のSixteen

夕方までに某用を済ませて家族と合流。少しズレたが誕生日祝いにパスタを食べに出かけた。ここ数年で食べ物の好みがずいぶん変わったが、その変化のひとつとして彩りの鮮やかなのが美味しそうだと思うようになった。今日もメニューを見ていてバーニャカウダ…

情緒よりも矜恃

昨日「一貫性を求めるのは、ただ人間の情緒のみ」と書いたが、「情緒」よりも「矜持」のほうがしっくりくるなぁ、なんてことを今朝電車の中で考えていた。昨日から今日へと一貫した自分があるとすれば、それはただ矜持・プライドによって持ちこたえているだ…

パスワードと言いながら

パスワードと言いながら、誰にでもわかる「ワード」はセキュリティ的にパスワードにならない。意味をなさない文字、数字、記号をランダムに組み合わせたパスワードは、もはや「ワード」ではない。じゃあパスコードといえばいいのか?パスコードは数字のみの…

1on1

「1on1ミーティング」というのをよく耳にするが、精神科医の斎藤環さんがその危険性について書いている記事を読んだ。精神科医はいわば対面のコミュニケーションのプロとも言えるが、専門家として十分なトレーニングを積んだ彼らですら(だからこそ)1対1…

BGM

某カフェのBGMでジャズのピアノ曲が流れていた。知らない曲だがブルーズをベースにした曲。いい感じだなと思って気持ちよく聴いていたが、ココという時にガッと来ずにふわっと流れる。カフェのBGMだからあんまり主張するのはよくないんだろうが、そんな調子…

混ぜたら効いた

感染拡大がすさまじいコロナウィルス。インフルエンザの薬タミフルとHIVの何とかという薬を混ぜたら効いたというニュースを見た。記事だけではわからないちゃんとした科学的根拠があるのかもしれないが、「混ぜたら効いた」というハプニング感、、、そういえ…

アマショク

昨日、日用品の買い物をしていた時のこと。パンコーナーの目玉商品で「たまごパン」というのがあった。丸くて平べったい円すい状で、わりと固めに焼き上がっているような見た目。パソコンのマウスをひと回り小さくしたくらいの大きさで、それが10個ほど入っ…

さわり

声にしても楽器の音色にしても、その魅力の核心には「障り」があるんじゃないかと思う。楽譜に示された音符はすべての「障り」をなくしたもので、これはこれである音楽を構成する骨組みではあるが核心ではない。骨組みという主要素にではなく、「障り」いわ…