u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

主体的な語り手への転換

昨日の続き。「教養」というのを皮肉的に捉えると、「エジソンはえらい人」という認識、プラスαの豆知識(エジソンが実用化に成功した白熱電球のフィラメントは日本の竹だったみたいな)に過ぎない。でも、他者や他者のワザは、いつも初めはこういう寓話とし…

物語と教養

一昨日の続き。読みかけの本によると、エドゥアール・マネ(1832-1883)の革新性は、「マネとともに絵画は寓話的であることをやめ」た点にあるのだという。このような解説自体が物語的で、マネを絵画史という物語に登場するヒーローのひとりとして見るならば…

切り取り方

感染者数がかなり増加している。 緊急事態宣言が解除されてから「若者の感染者」「夜の街」という言葉が多用されるようになったのが気になる。 事実なのかもしれない。ただ事実は切り取り方によっていかようにも表現されうる。この事実(事実だとして)の伝…

ひっかかり

「言葉で同じことを言うことができるようななにものも絵画の中では表現しないという決心を意味する」なかなか進まないなりに少しずつ読み進めている本の一節。エドゥアール・マネ(1832-1883)の革新性について書かれたもので、「マネとともに絵画は寓話的で…

ドラゴンポテト

先日ドラゴンポテトというのを食べた。娘が買ってきたのをちょっとだけもらったのだが、とても美味かった。年をとると保守的になるというが、たぶんそれを自覚をするのは難しいんだろうなと思う。そんな中、たしかにこれは保守的かもなと自覚できるのはスナ…

語感の気持ち悪さ

「美術館女子」という企画が猛批判を受けて、サイトを閉鎖したという記事を見た。「○○女子」というフレーズ自体、「薹が立った」という言葉と同じくらい期限切れのフレーズなんじゃないかと思うが、この言葉が盛んに流用されていた頃から気持ちの悪いフレー…

初蝉の音

午後は雨が上がり、夕方はほんの少しだけ晴れ間も見えた。妻が突然「いま生まれた!」とナゾの言葉を発して、窓を開けてベランダに出る。何かと思えばセミ。初蝉の声のことを言ったらしい。初蝉というと風流な感じがするが、「いま生まれた!」と言う妻の声…

旗上げゲーム

都民じゃないが都内感染者数の推移は気になる。ここのところ増加傾向にあるのは間違いないが第2波とは言わないらしい。東京アラートにしても、何かの基準に基づいているわけじゃなくて、トップの胸三寸。すごく大がかりな旗上げゲームをやってるようなもん…

木を見て森を見ずの反対

「鹿を追う者は兎を顧みず」ということわざがあるらしい。大きな利益を追いかける人は小さな利益に見向きもしないという意味だとか。これの反対が「木を見て森を見ず」だというがどうもしっくりこない。 鹿とウサギは、大きな利益と小さな利益の対比。一方で…

ピアノ

先日、自分が感じるピアノとギターの違いのことを書いた。「ピアノは音楽を構成や構造で捉えるのに適しているが、それを超えたとらえ方をするには他の楽器以上にハードルが高くて、ドミソをドミソと考えずに聴く・弾く練習をしないといけないのだろう」と。…

手にとって触れるもんでもわからん

落語の「佐々木裁き」を聞く。西町奉行の佐々木信濃守ととんちの利く悪戯坊主の四郎吉のやりとりがおもしろい。「星の数を知っておるか」という問いに、「あんたこの白州の砂の数わかるか。手にとって触れるもんでもわからんのに、手の届かんとこにあるもん…

変化の中身

コロナ禍によって大きく変わった。生活レベルの事柄から、一国の経済や制度、さらに世界規模のさまざまな営みまで。でもよく考えてみると、変わったあるいは変わりつつあると感じていることの大半は、単に前倒しで起きているというだけなんじゃないかという…

芭蕉もニュートンも

今年の夏至は6/21、昨日だったらしい。なんとなく6/22と思ってて「そういえば今日は夏至か」と思ったらもう終わっていた。昨日は盛んに日食のことが話題になっていたが、372年ぶりの夏至の日食だったんだそうだ。372年前というと1648年。残念ながら、まだ自…

Tシャツのプレゼント

父の日だったらしい。妻と娘からTシャツをもらった。チョイスのポイントは北斎の絵がプリントされているが、その下に生没年(1760-1849)と書かれているところだそうだ。気になった歴史上の人物の生没年を記録して覚えようという最近取り組んでいるささやか…

部屋ごもりの1日

梅雨の晴れ間で、日中は青空も見えたが、ほぼ一日中部屋にこもって過ごした。気ばらしにちょっとギターを触ったり、ピアノを触ったり。ギターを触っていて「なんかいい響きだな」と思ってピアノで同じ和音を再現してみると、すごく陳腐に聴こえることがよく…

駆動力

『Art&Reality』というタイトルが目に入ったので書棚から引っ張り出した。赤茶けた背表紙の小冊子で学生の時の購読授業のテキストだ。Joyce Caryという小説家の講義録だそうだ。冒頭ページに「最初にあるのは発見(discovery)とそれに伴う驚き(It surprised…

ゴムひもからBボタンへ

ゴム跳びって知ってる?と娘に聞いたら、「知っているが昔の遊びとして習った」という。自分ではやったことはないが、小学校の運動場では必ずゴム跳びをしている女子たちがいた。いつなくなったんだろう。長縄とびとか一輪車とか半強制的にオススメされる官…

シチューの例え

文化はスープやシチューに例えられることが多い。ニューオリンズのガンボやブラジルのフェイジョアーダなんかが楽曲の題材になっていることも文化と煮込みの近しい関係を表しているように思う。みそ汁の歌というのは知らないけど探せばきっとあるだろう。 今…

『文豪の名言対決 絶望名人カフカx希望名人ゲーテ/頭木弘樹』読了

本屋で立ち読みをしてカフカ語録がおもしろかったので買って読んだ。「すべてが素晴らしい。ただ、ぼくにとってはだけはそうではない。それは正当なことだ」とか、「目立たない生涯。目立つ失敗」とか。健康、活力、希望に溢れたゲーテの言葉に対して、カフ…

大葉とたてがみ

夕食の時に「大葉いる?」「え?あ、シソ?」という会話を2日連続リピートした。こういう時のパターンとしては、関東出身の妻と関西出身の自分で言葉が違っているということが多いが、どうやら大葉とシソはそうではないらしい。大葉は、青じその葉のことで、…

カポタスト

娘がギターのコードを弾けるようになりたいとかで、カポタストを使ってみたいという。夕方、某ショッピングモールの楽器屋でカポタストを購入。自分が以前持っていたのはコルクのような素材にゴムバンドを付けただけの非常に簡素なものだったが、楽器屋に並…

李徴のような

高校の国語教科書の定番教材といわれる中島敦の「山月記」。高2の娘が教科書で読んで妻に言ったそうだ。「山月記の人(李徴)って、お父さんみたいだね」妻からの伝聞なのでその含みはわからない。かわいそうにという憐憫、父親としてどうなのという不安・不…

ルール

あらゆるルールが、とはないが、ルールは得てして野暮なものだと思う。ルールを持ち出して解決するのは、他の方法・手段が何も思い浮かばないほどに想像力が枯渇している状況で、追い込まれた末に仕方なく持ち出す恥ずべき一手くらいの感覚を共有できたら社…

プライベートとオフィシャルな生活との境い目があいまいになってオンライン空間でごちゃ混ぜになってきている。 切り取り方・切り取られ方というのがますます問われるようになったなと感じる。 「編集」という言葉でまとめることもできるかもしれないが、従…

根深い問題

6月に入ってなおということは、高温多湿であってもこのウィルスには関係ないのだろう。電脳上のウイルスは、自然界のウイルスになぞらえて名付けられたのだろうが、逆に電脳上のウイルス対策が自然界の方にもいかせないだろうか。セキュリティ対策ソフトやそ…

not feeling too good

TrafficのFeelin’ alrightと、いろんなカバーバージョンを聴きながら帰る。たぶん19、20歳の頃に一時期集中して聴いて、その後まったく聴いてないはずだが、サックスのソロの節や音色まで覚えているから不思議だ。20代前半までに聴いた曲は構造で聴かずに心…

嫌いなわけ

本棚にカバーがとれてボロボロのDr.スランプの1巻がある。妻のものだ。Dr.スランプアラレちゃんというのだと思っていたが、それはテレビアニメのタイトルで漫画の方はDr.スランプのみなんだとか。 テレビアニメのアラレちゃんが流行ったのはたしか小3か小…

フィクションからアイロニーへ

某用で外出。帰りに某ショッピングモールに立ち寄る。専門店のフロアをふらっと歩いているとカバン屋さんの店頭にランドセルがズラッと並んでいるのが目に入った。一瞬コロナ禍と関係あるのかなと思ったが、いやいやそんなわけはないと思い直す。今年の新1…

A luz no mar

今朝も寝起き約10分でiPhoneに向かう。娘が生まれた時に妻と作った曲”A luz no mar”の歌なしギターだけバージョン。もっとテンポを落とすべきなんだけど、寝起きでカレーでもラーメンでも食べられるくらい早朝のテンション高めの人なので、だいぶ速くなって…

6月の朝

早朝、遠慮ぎみにiPhoneで録って、GarageBandに取り込む。昔使っていたLogicはバージョンが古すぎて移植できない。コンプレッサー、リバーブとイコライジングを少々、塩コショウ的な最低限の味付けで書き出し。ここでfacebookはmp3は取り込めないことに気づ…