u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

『論理的美術鑑賞/堀越啓』読了

これから世の中をVUCAの世界と規定して、美術鑑賞がそのVUCAワールドを生きていくのにどれだけ役に立つかを説く。VUCAは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)をまとめたもので、一面的、一義的なも…

世代談義

先日読み終えた『ワイルドサイドをほっつき歩け』に書いあった英米の世代分類で、ベビーブーマー世代とミレニアル(ジェネレーションY)世代の対立、その時ジェネレーションX世代は、という一節があった。ベビームーマー世代は1946年から1960年代半ば生まれ…

アウトプット

インプットよりアウトプットをというフレーズはいろんなところで耳にする。知識偏重、詰め込みはいけない、自分を表現できるようになることが大切だということだろう。でも、これはnot A but B(インプットではなくアウトプット)ではなく、not only A but B…

『ワイルドサイドをほっつき歩け/ブレイディみかこ』読了

タイトル買い。ルー・リードの”Walk on the wild side”をもじって”Still wandering around the wild side”。今や60を過ぎたベビー・ブーマー世代のことを言っているのだが、彼らを揶揄するというのではなく、ちゃんとツッコミを入れてあげようという優しいエ…

日用品を買いに

日用品を買いに出かける。連休の人出がさかんにニュースで言われているが、横須賀の某ショッピングモールもかなりの賑わいだった。フードコートは満席、行列。ちょっとまだこの状況で外食はできないなとそそくさとその場を通り抜けたが、休日にこうやって外…

感染力

部活のある娘を駅まで送り迎えした以外は外出せず。世間は連休で予想以上の人出になっているらしい。日々の感染者数は必ずしも減っていないから、非常事態宣言のころよりも感染自体のリスクは高くなっていると思うのだが。人の行動は気分に左右されるもので…

偏在から遍在へ

7月末にナラが亡くなってから、毎週末ごとに妻が花びんに花を生けてくれている。今週は一昨日がちょうど四十九日だった。仏教の習わしはよくわからないが、49日経つといよいよ現世を離れるということらしい。無邪気の結晶のようなナラには閻魔の沙汰など不…

肝いり

肝いりという言葉を間違って覚えていた。まず、もともとの表記は肝入りではなく肝煎りなのだそうだ。誤用転じて両方とも正となっているそうだが元は肝煎り。意味としては、注力するとか熱がこもっているとかといった意味で捉えていたが、世話を焼いてあれこ…

方便ですらない

楽譜が苦手で、音楽理論というのに何度か挫折して今さらどうこうしたいとは思わなくなった。でも特に鍵盤で和音を押さえるとどうしてもキーやコード進行は意識せざるを得ない。 ということで、circle of 5thくらいはなんとなく感覚的に理解しているが、でも…

グルグル

朝晩は涼しく過ごしやすくなったにもかからず、昨日は寝られなかった。 寝つきはよかったのだが、2時ごろに目が覚めて、そのあとはずっと目をつむっているものの頭が過活動状態。 活動したところで、Eureka!と妙案が浮かぶわけでもなく、ただ同じところをグ…

左右か上下か

ちょっとギターを触って違和感を覚えた。どうも左手が重い、もしくは固い。いや右手かな、右手の動きがぎこちないのか。うん?両手のコンビネーションかな、、、なんだか理由はわからないが、いつもと同じであるはずのものがヘンに感じられる。右手と左手の…

『病が語る日本史 / 酒井シヅ』読了

闘病と言うとやはりガンが真っ先に思い浮かぶが、日本人がガンと闘うようになったのは明治になって西洋医学が本格的に普及して初めてからのことだという。それ以前はガンというと乳ガンのことで、内臓のガンは病名すらなかったのだそうだ。新型コロナは現在…

買い物がてら

日用品の買い物がてらドライブ。逗子、葉山方面の回り道をすることが多いが今日は逗子から鎌倉方面へ。七里ヶ浜あたりまで海沿いに走って、そこから鎌倉山を越えて鎌倉市街地へ抜けて、横浜金沢区へ。9月中旬とはいえ、逗子も鎌倉も砂浜はかなり賑わってい…

靴えらび

妻と娘について靴屋さんに入る。二人があれこれ見ている間ぶらぶら。ふとあるメーカーの広告が目に入った。When the going gets tough, the tough get going.「成り行きが厳しくなると、強い奴らが動きだす」どんな風に使うのか知らないが、きっとまさに今の…

進展

ずいぶん前から「こういうことなんじゃないかな」となんとなくイメージしていたことが、「どうも必ずしもそういうわけでもなさそうだ」ということに遭遇した。 いや、何か具体的な出来事があったわけじゃなくて、ふと頭をよぎったことが反証になっていた感じ…

油断禁物

今日の時点でまだゴキブリを見ていない。ゴキブリと蚊に遭遇しないのは5階に住む美点の一つだと思うが、これだけ暑い今年の夏に一度も見ていないというのはなかなかレアなことかもしれない。 そういえば、毎年階段にセミが横たわっていてそばを通るとビビッ…

上り坂のたとえ

「荷を積んだ台車を押しながら坂を登る」というたとえをふと思い出した。立ち止まって現状を維持するのにも相当な負荷がかかる、まして現状を変えていくのにどれほどの力がいるかという話で、中学の時に朝礼で先生が話していた。この話を聞いた時は、「なん…

法事にて

法事で某寺を訪ねる。浄土宗系のお寺で2024年に開宗850年というポスターがあった。「そういえば先日読んだ本に法然が出てきた時に生年を調べたな、たしか1133年、、、850年前だと1174年だから、41歳で開宗ということになるな。そういえば真宗の開祖親鸞は117…

逆行

昨日は疫病の原因とされるものについて、神仏→虫→細菌・菌→ウイルスと時代を下るにつれて見えないものが可視化され、より小さな犯人が特定されてきたのではというようなことを思った。 そんなことを思っていると、バーチャルな世界でもbugだとかvirusだとか…

儀式的

少しだけ読書。奈良時代、疫病の蔓延を目の当たりにした聖武天皇は「朕の不徳によってこの災厄が生じた。天を仰いで慙じ、恐れている。少しも安らかな気持ちになれない。」と言って仏に祈りを捧げたのだという。仏の力にすがれば災厄は収束するという、いわ…

見まちがい

娘の送り迎えで車を路肩に止めたときのこと。助手席の妻が「ねこ」と言う。妻のいう方を見ると、道を挟んで向かい側の家の窓ぎわにたしかにねこがいる。薄カーテン越しのシルエットでぼんやりしているが、耳の形はハッキリ見える。窓の外を見るわけじゃなく…

バベル

バベルの塔の物語では、神は人間の傲慢さを戒め愚かな試みをやめさせるために互いの言葉を通じなくしたという。 もし今、改めて神が人間のおごりを戒めるとしたらどうするだろう。 たしかに話す言葉が違えば意思疎通は非常に困難になる。でも同じ言葉を使っ…

今日の天気

台風の影響か、朝から天気がころころ変わる。晴れていたかと思ったら突然ザーッとくるというのが2、3回あったかな。気づいたら9月。季節としては一番好きな秋が近づいてきた(暦の上ではとっくに秋だが)。でもその前に台風シーズン。秋雨前線というからそ…

誕生日

ささやかながら娘の誕生日を祝う。昼間、本人が学校に行っている間に妻とバースデーカードを買いに出かけて、夕食に本人からのリクエストのカレーとチーズケーキ。 日本で誕生日を祝う習慣は戦後に普及したものだというから、せいぜい70年ちょっとの歴史しか…

二本で

昼、「一本満足バー」を2本食べた。「大満足」とはならず、若干の胸やけ。「一本満足」というネーミングは極めて正しいことがわかった。同時に「二本胸焼バー」でも正しいと言えることに気づいた。 そんなアホな名前はありえない、とも言い切れない。という…

そこがいいんじゃない

ふとした時に思い浮かぶ言葉、「そこがいいんじゃない!」 みうらじゅんの本に出てきた言葉で、周りが自分の話についてきていないのではと不安になった時に唱える呪文のようなものだという。 でもこの言葉、使えるのは自分が不安になった時ばかりじゃない。 …

『日本の思想をよむ/末木文美士』読了

ささやかな時間つぶしとして最近凝っている歴史上の人物の生没年しらべにちょうどいいと思って手に取った本。40以上の日本の思想史に登場する著書が紹介されている。元は新聞のコラムだったそうで、簡潔で歯切れのいい文章にまとまっていて名前を聞きかじっ…

連想

夕方、買い物のあと少し迂回して野島の夕照橋を通って帰った。橋の手前あたりから西遠方に富士山のシルエットがぼんやりと見えた。静かな富士山を眺めるのはいいものだけれど、あのシルエットは富士山が火山であることを雄弁に語っている。 富士山噴火の予測…

幸福と大義

幸福を追求する権利というけれど、必ずしも誰もがいつでもそれを望むわけではない。生まれ育った場所や時代の空気を身にまとい、それに流されることで、人はしばしば幸福よりも大義に吸い寄せられていく。 幸福であるかどうかよりも、意味があるかどうかにな…

約束

プログラミングなどで使われる「マスター/スレイブ」といった言葉が別の用語に置き換えられつつあるというが、ある意味「マスター/スレイブ」という言葉遣いはプログラミングの本質を言い得ているように思う。 人間関係においてはこの言葉は用いられるべきで…