u1row's blog

作曲、演奏、読書、アプリ制作・・・、生きた証を日々更新

左マウスの続き

左マウス。
きっかけは肩こりだった。過去の投稿を見ると2014年5月に「左マウスにようやく慣れてきた」と書いていた。
今では、左でないとどうもしっくりこない、右の方がむしろ扱いにくいと感じるようになった。残念ながら肩こりは解消していないが。

ここ最近、新たなチャレンジを始めた。
左手でマウスを操作する時、普通にマウスに手を置くと中指で左クリック、人差し指で右クリックとなる。
これをあえて、薬指で左クリック、中指で右クリックとなるようにマウスを持ってみる。
違和感はもちろんだが、それ以前に薬指がうまく動かない。毎朝左手のスケール練習をしているから、わりと指は動く方だと思うが、人差し指や中指と比べるとなんとぎこちない動きか。
これは右手から左手にマウスを持ち替えるのよりもずっと難しいかもしれないと思ったのが2週間ほど前。いまだにぎこちなく、意識していないとすぐに中指と人差し指に戻ってしまう。
ところが、今日はじめて何気なくマウスに置いた手が、薬指と中指でクリックする形になっていた。今週いちばん嬉しかったことかもしれない。

無意識の動作を意識する。意識した動作が無意識に帰る。何かを習得するプロセスはたいていこういうものじゃないか。

『兼好法師/小川剛生』読了

最初に覚えたのは「吉田兼好」の名だった気がする。
その後、いつだったか「吉田兼好」ではなく「卜部兼好」もしくは「兼好法師」が正しいと教わったが、なぜなのかの説明はなかった。
理由は、「兼好は吉田流卜部家に生まれたが、当時吉田流卜部氏は吉田家とは名乗っていなかったから」というのが通説らしい。

しかし著者は、「兼好法師が吉田流卜部氏であるということ自体が捏造である可能性が高い」という。
兼好法師が亡くなって約100年後、吉田神社神職だった吉田兼俱は、息子吉田兼致の出世のため、また吉田神道の権威を高めるためのために、
祖先に有名人がいたように見せる偽の家系図を作ったのだそうだ。兼好法師の他にも、勝手に家系に挿入した著名人が多々いるらしい。

おそらく兼好法師の実像は、通説に言われる六位蔵人よりもずっと下級、無位無官だったのではないかというのが著者の説。
六波羅探題南方に就任していた金沢貞顕の元で働いていた可能性が高く、そのため京都東山や、貞顕の地元、現在の金沢文庫称名寺)に足跡を残しているのだという。

この本は素人目にはかなり緻密な考察を展開しているように感じたが、こちらの前提知識がかなり心もとないので半分くらいは字面を追いかけるばかりになった。
ただ、兼好法師称名寺金沢文庫にゆかりのある人物だと知って、初めて鎌倉~室町にかけての歴史に少し関心がわいた。

要するに

「要するに」というのは、他人の気持ちや考えを翻訳するときに使う言葉じゃないか。
自分の気持ちや考えを「要するに・・・」とまとめるのは、意外と難しい。
「要するに」を多用する人間は、自分の気持ちや考えを客観視する習慣を身につけ、その術を体得した猛者か、
さもなくば、他人の気持ちを切り捨てたり、説を受け売りしながら、そのことに気づかない愚鈍な人間だろう。
なんの話かというと、最近の自分の言動を振り返った時、「あぁ、あれは不味かったなぁ」「うーん、どうすればよかったのかなぁ」と、まぁ「要するに」、反省することがとても多いのです。

『地図で楽しむすごい神奈川』読了

神奈川に関する様々なウンチクがコラム形式でまとまっている。
写真や図表が多く、読むというよりは見るという感じだった。

へぇと思ったコラムを1つ。
神奈川の県名は東海道の宿場町である神奈川宿に由来するが、なぜ横浜県とはならなかったのか。
日米修好通商条約が締結された時、宿場町として賑わう神奈川に対して、その対岸にあった横浜村はわずか100戸ほどの寒村だったそうだ。
当初アメリカは神奈川に港を開くように要請したが、幕府は宿場町として賑わう神奈川に外国人が入り込んで紛争や問題が起こることを恐れ、人けのない横浜を開港場と決めた。
アメリカはじめ諸外国は「話がちがう」と反発したが、「いやいや、横浜には神奈川運上所(税関)もあるし神奈川奉行所もあるでしょ。つまり横浜は神奈川の一部なんですよ」とかわしたのだそうだ。
うまい!・・・のかな?
これで横浜は神奈川の一部であることの説明はついても、厚木や小田原まで神奈川の一部と説明するのはかなり難しいのではないか?

と言っても、正直なところ個人的にはそんなに違和感はなくて、「県名ってそういうもんでしょ」という感覚。
何しろ自分の出身兵庫県のムリやりひとつにまとめて部分を全体に適用している具合はもっとエグくて神奈川の比じゃないから。

境界線を引くのは難しい。引いたら引いたで領域に名前をつけるのも難しい。

念力について

こんな風に考えるたら「念力は実在する」と言えるんじゃないかと思った話。

まず、自分を念力を行使する側に置いて考えると、いくら念を込めても物体は動かないし、隠れたものが見えることもない。
つまり「念力はない」という結論に簡単にたどり着く。
他人が念力を行使する様を見たとしても、何かしらトリックがあるのかもしれないなどと考えて、結局その実在を確信することはできない。

では、自分が念力の受け手だと仮定するとどうだろう。
自分の日常を振り返った時、完全に自分の意思だけで選択したり決断したりすることがどれだけあるか。
一から十まで自分の思考だけを積み上げ、自分の感情のみに基づいて振る舞うことなんてありえない。
「きっと相手はこう思うだろう」「ひょっとしたらこんな風に考える人もいるかもしれない」などと、他人の気持ちや考えはイヤでも意識してしまうものだ。
こんな時、自分が主体的に他人に配慮しているように見えて、実は、自分は受動的に他人の念力を受容しているのかもしれない。
何をするにしても、あるいは何もしない時ですら、いろいろな人のことが頭をよぎる。
これはある意味、念力を受信していると言えるのではないだろうか。

すると、
念力は多かれ少なかれ誰にでもある。
しかし発信する側も受信する側も、その力を制御も、意識することさえもできないのが実情である。
と考えることもできるのではないか。

そう考えたからといって、「念力なんてない」と考える場合と何が違うのか。
それは何となくの心持ちが違うだけかもしれない。

ルーツ

先日の墓参の際に、墓石の裏面に刻まれた曽祖母の命日と没年齢を改めて見た。
昭和48年8月21日、83歳で没。
断片的に聞くところでは、曽祖母は東京音楽学校を出て、横浜の某中学校の先生をしていたらしい。
興味本位で没年齢から逆算してネットを検索すると、明治44年(1911年)の東京音楽学校の卒業者名簿に曽祖母の名が出てきた。明治40年(1907年)の入学者名簿にも載っていた。
氏名と出身県が書かれただけのただの名簿だが、曽祖母が実在を示す痕跡は感慨深い。
ここである事実に気づく。祖母、すなわち曽祖母の娘はたしか大正元年(1912年)の生まれだと聞いたが、だとすると曽祖母は音楽学校を出た翌年、22、23歳で祖母を生んだことになる。
若くして、と思うのは今の感覚で、昔の感覚だとさほど珍しくもなかったのかもしれない。
曽祖父の方はいろいろと謎が多いが、少なくとも墓石の情報からすると曽祖母の4つ年上で、常五郎という名前から5男だったのだと思われる。
それも理由のひとつなのかもしれないが曽祖母の家に養子で入っている。
没年は昭和28年となっているが、伝え聞くところでは自分の息子(この墓を建てた大叔父)との折り合いが悪く最後は失踪したそうで、正確な死没年はわからないそうだ。
墓石の表側の文字はこの曽祖父が書いたものだとも聞いたが、これは記憶が定かではない。

約15,000歩

某式典に都内某所へ
普段、都内を移動するのは電車ばかりで、しかもたいてい地下鉄だから、いまだに都内の地理はさっぱりわからない。
本日の目的地、よく見ると皇居にわりと近い場所にある。まだ一度も皇居を見たことがなかったので、いい機会だと思い少し早めに出かけて東京駅から皇居を経由して目的地まで歩くことにした。
東京駅、大手門、和気清麻呂像、平川門、竹橋、国立近代美術館のそば国立公文書館
国立公文書館というのはこんなところにあるのかと感心しながら入口を眺めると「太田道灌と江戸」という展覧会の案内が目に入った。右下に「無料」と書かれている。時計を見る。5分くらいなら大丈夫だ。タダなのに見ないで行き過ぎるのはもったいないと、思い切って中に入った。
消化の悪い食べ物が口から入って出るところから出るような感じで、入口から出口まで一直線に通り過ぎた。それでも、美術館や図書館とも違う、何か面白げな場所だとは思った。もう少し時間のある時に改めて訪ねてみよう。

式典でビールとワインをいただいてほろ酔い気分。帰りも少し歩こうと、再び皇居の周りをてくてく。
桜田門に、日比谷公園、そして新橋駅に到着。結構歩いたと思ったが、これでも15,000歩程度。

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